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鍵盤ハーモニカ奏者ピアノニマス公式ブログ~日本最大級の鍵盤ハーモニカ情報サイト~

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緊張対策について(前編)

人生初の「ピアノの発表会」を覚えているだろうか。

あれはまだピアノを習いたてだった3歳の頃…

 

C | C | C | G

G | G | G | C

C | G | G | C

C | G | G | C

 

みたいな、サブドミナントの存在を完全に無視した、たった16小節の楽曲をお披露目することになった。(※最後くらいはDm-G7 | Cだったかもしれないが、もはや記憶にない。) 

わたしはその初の晴れ舞台で、まさかの弾きなおしをしている。四小節弾いたところで頭が真っ白になり、チラと客席をみたあと、もう一度曲のはじめからやりなおしをする、という業界のご法度をやってのけたのだ。そのときの私は一刻も早く曲が終わって欲しい気持ちでいっぱいであった。それとまったく同じことを、つい最近経験することとなる。(←まだ傷は癒えてないが、時効なので書くとする)


その日、わたしはボーカルの方のサポートで入っており、途中「サポート者のソロタイム」的な枠をありがたいことにいただいた。そしてボーカルの方がはけた直後、突如として指が震え、制御不能なほど膝がカクカクと笑い始めた。ショックで息はまったく吸えなくなり、いったん四小節で停止…異変に気づいたお店のマスターが足置き台を貸してくださり(←※変な空気にささないためのプロの対応)、設置して足を無理やり安定させたところで再度曲を開始したのだが、ソロ奏者になって以来、最悪の出来を披露することとなった。三歳の頃と同じように曲をさっさと終わらせて、その場で爆発して塵となり宇宙の彼方へと消えてしまいたい衝動でいっぱいであった。 

その後、打ち上げにも出席せず(気持ち的にできなかった)地元の居酒屋をハシゴして「もうケンハモやめる…っうぇっ…アアア…この日本っ…世の中を…ガエダイっ…」と若干ブームも過ぎつつある時事ネタを披露し、尋常でない量の日本酒を煽ることとなる。

翌朝、ピアニカ前田師匠とのリハーサルで、一連の騒動について説明。師匠は弟子が缶ビール片手に「わたしっ…もうケンハモ向いてないっ…ぅぇっ…我が県のみならずゥ…ヒック…あなたにはっ…わからないでしょうねっっ…」と号泣するのをみて冷静にアドバイスをくださった。

そのアドバイスがあまりに有益であったので、自戒を含め書き留めておきたい。

後編へつづく。