鍵盤ハーモニカ奏者ピアノニマス公式ブログ~日本最大級の鍵盤ハーモニカ情報サイト~

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【公演後記】俳優・入江雅人さん舞台公演「サマー・オブ・ザ・デッド」

だいぶ仕事が落ち着いてきたので、ふわっとした公演後記を書きたいと思う。

 本公演は、私の人生の中で間違いなくベストにはいる、かけがえのない素晴らしい体験であった。あまりに充実した6日間であったため、翌日会社から帰宅して夢のような公演と現実社会とのギャップにたえられなくなり一人で缶ビール片手に泣いたりした。今回の8公演を経て、プロとは何なのかについて深く考えさせられたので、そこに絞って記述をしたい。

 プロとは何か、については様々な議論があるかと思う。ある人は「それ一本で食ってたら」プロだというし、またある人は「人に教えるようになったら」プロだという。「テレビに出て有名になったら」「大会で優勝したら」「資格をとったら」「その筋の第一人者に認められたら」…さまざまなプロ基準があるかと思うが、芸術分野にいたってはそのあたりの基準が超絶曖昧である。

だが、今回プロの役者/ダンサー/ミュージシャン/スタッフの仕事を目の当たりにし、最低限みんなこれは出来てるっぽい、というプロの必須条件のようなものを特定することができた。以下がその必須条件となる。 

■自分が瞬間的にベストを発揮できるよう、事前準備を常日頃から完璧に出来て、なおかつクオリティを下げることなく全過程を実行できる

■一つのタスクが終わった瞬間、頭を切り替えて次のこと考えられる

■状況に適応する力があり、その感覚は0.01秒単位くらいで動いている(相手の喋る語尾に方言を感じた瞬間から有無を言わさずコテコテの方言で返答するかんじ)

■どんな環境下でも上記を実行できる集中力と体力と行動力と知力を持ち合わせている

■敵が己しかいない

 

人間じゃねええええええ!こんな人いねええええ!と思われるかもしれないが、なんと私以外全員できていた。これらの必須条件が分かった、身体で感じることができただけでも、私は己の未熟さを知ることができ、また大いに学ぶことができた。自分ってまだまだ本質的なプロではないことがよく分かった。今回の公演で、学びを与えてくださった全ての人に心から感謝したい。