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鍵盤ハーモニカ奏者ピアノニマス公式ブログ~日本最大級の鍵盤ハーモニカ情報サイト~

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鍵盤ハーモニカに対する不安や悩みなど

さて、先日のメロディオンフェスティバルを経て、楽器普及への明るい前向きな兆しを感じつつも、懸念も数多く残った。賛否両論あるかと思うが、問題提起も兼ねて記述していきたいと思う。多くの懸念事項が私一人ではどうにもならないレベルなのだが、これらを改善に導く一員であるという自覚をもって、今後も具体的な行動をしていきたい。偉大な先人プレイヤーや、メーカーや楽器屋さんの努力によって、鍵盤ハーモニカが素晴らしい楽器だということは、すでに多くの人が気づいている。もう鍵盤ハーモニカは次のフェーズに差し掛かっていて、今動いた人が未来を変えることになりそうだ。

(1)誰かがすでにやってくれている人員過多状態の業界仕事(たとえば学校の先生やピアノの先生に指導者向けセミナーする、小学校でのコンサート等)はさておき、なぜか長年誰もやってくれない仕事(たとえば有能な専門調律師の育成、楽器店向けのコンサルや調整指導、楽器の特性を活かしたアレンジングの追及、楽器改善のための空想レベルでない具体的な交渉)はこの先誰がするのか。

(2)近い将来、お金儲けが得意な人が一時的なブームを作り(例:顔の良いプレイヤーが人気曲を演奏している動画を大手コンテンツサイトなどに掲載し、今ケンハモが熱い!的な感じでバズらせる)仕事を選ばない来るもの拒まず状態のいわゆる職のないプレイヤーがそのブームに乗っかり、楽器への間違った知識や浅い見識が蔓延するかもしれなけど、そうなったとき自分には正すだけの社会的な権威?や、精神力が残っているのか。

(3)正しい知識とはそもそもなんなのか、という議論があると思うが、その「正しい」を追求する人は果たして今どれだけいるのか。

(4)自己を売るためのツールではなく、演出の飛び道具でもなく、教育楽器であるという先入観なしで、楽器としての本質的な魅力を、それを知らない誰かに対して正当化するだけのパワーがある人は果たして今どれだけいるのか。

(5)以前、日本のWikipediaイケないたいという旨を述べたときにもチラっと皮肉ったのだが、所謂ミュージシャンとして成功したい人が、すこしでもそういうことに手助けしてくれたら嬉しいのだが、私はまだ残念なことに十分な知識や意欲のあるミュージシャンには、指でカウントできるほどにしか出会えていないけど、この先果たして出会えるのか。

(6)言葉が回りくどくなって申し訳ないが、鍵盤ハーモニカを鍵盤ハーモニカたらしめるための音楽、というのが必ずどこかにあるはずで、進んだプレイヤーは皆それを追求しており、優秀なプレイヤーであればあるほど「これ鍵盤ハーモニカでやる意味あるの?!」といつも葛藤しているが、その議論に終わりはあるのか。

 (7)他の楽器が当たり前に出来ていること、他の楽器では当たり前の環境、などがこの先鍵盤ハーモニカでは「特異なこと」「レアなこと」となって、それだけで持ち上げられてしまわないか。