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鍵盤ハーモニカ奏者ピアノニマス公式ブログ~日本最大級の鍵盤ハーモニカ情報サイト~

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スポンジを使用した諸改造についての考察(後編)

▼ 前編はこちらをご参照ください

 

■ スポンジを使用した諸改造についての考察(後編) 

まずは楽器をバラします。
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メロディメイトさんは開けるといきなりリードプレートというワイルド構造なので(ホーナーと同じ)、チャンバーという概念が存在しません。
よってチャンバー蓋裏に施す系の改造は、今回割愛させていただきます。
 
続いて、鍵盤を外します。
f:id:pianonymous404:20150704184521j:plain
バネ部分にマイナスドライバを差し込み、バネを伸ばして取り外します。あまり伸ばしすぎずに最小限の力でやるのがコツです。このバネが飛んでどっかへいってしまうので、気をつけてください。
 
鍵盤を全て取り外したところ。
f:id:pianonymous404:20150704184601j:plain
これでスポンジ取り付けの準備は完了です。
 
 
使用するスポンジは、ポリウレタンフォームとポリエステルフィルムを基材とする、キャンドゥで買ってきた中国製のスキマテープです。(厚み10mm)
 
 
今回の場合、以下の4箇所にそれぞれスポンジを取り付けしてみようと思います。
 
(1)鍵盤の真下(力点寄り)
f:id:pianonymous404:20150704184758j:plain
(2)鍵盤の真下(支点寄り)
f:id:pianonymous404:20150704184814j:plain
(3)バネ側面(裏)
f:id:pianonymous404:20150704184830j:plain
(4)バネ側面(表・接着せず挟むだけ)
f:id:pianonymous404:20150704184845j:plain
 
こんなかんじで、(1)〜(4)の箇所にスポンジを仕込みます。 
 
 
さて、蓋を閉め万全です。
仕込んだ場所を分かりやすく記すとこんなかんじです。
 
f:id:pianonymous404:20150704184628j:plain
 
 
大家さんが外出しているのを見計らい、こっそり自宅で音を出してみました。
それぞれの感想ですが
 
(1)最もタッチに変化あり。激重。打鍵音が全然しない。ただしめっちゃピッチ下がってるのと、空気の抜けが悪い。
 
(2)二番目にタッチに変化あり。打鍵音は程よく緩和されているが、よく聞くと「…わっしゃわっしゃ」とスポンジがワシャワシャいってる音が聞こえて不快。個人的には(1)の方がマシ。音は(1)ほどではないが、抜けが悪く、こもった感じがする。
 
(3)タッチの変化は感じられない。むしろバネとスポンジがこすれてギシュギシュしている感覚があり、不快。音は通常の鍵盤との変化が感じられなかった。
 
(4)多くの人がやってる改造だが、タッチの変化は一番感じられない。目つぶって音を聴いても、通常の改造していない鍵盤と何が違うのか全く把握できず。心なしかバネとスポンジがギシュっている。
 
…という結果となりました。
この改造でタッチに変化を付けたい場合は、(1)と(2)の中間を狙い、ピッチが変わり過ぎない程度にスポンジの厚みや柔らかさを変更してみる、というのがベストだと感じました。(3)・(4)については、私には全くメリットがわかりませんでしたが、耳の良い聴く人が聴けば、何かしら音色の微妙な差などが分かるのかもしれません。
 
音色については、やはりリードの材質と形状と付け方とチャンバー内に依存するものなので、バネ界隈でなんやかんややっても無駄なのでは?というのが私の見解です。
今回、メロディメイトの構造上できなかった、チャンバーの裏側にスポンジをつけるような改造だと、効果がみられるのかもしれません。