鍵盤ハーモニカ奏者ピアノニマス公式ブログ~日本最大級の鍵盤ハーモニカ情報サイト~

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ピアニカ新モデル「P-37E」シリーズリリースについて

◆ピアニカ新モデル「P-37E」シリーズリリースについて

鍵盤ハーモニカ研究家の南川朱生です。
掲題の件、各所より本日がリリースと聞いていて、楽しみ半分、不安半分でF5キー連打しながら第一報を待っていました。

あのP-32Eの悪夢から3年…「P-37Dの外側だけ黒にしてみました〜!」という最悪のケースも想定して待っておりましたが…

 

以下は掲載がかなり早かったamassさんの記事です。

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品名:ヤマハ 鍵盤ハーモニカ 大人のピアニカ
品番/カラー:P-37EBK/ブラック、P-37EBR/ブラウン
価格(税抜き):13,000円
発売日:6月6日(水)
◎初年度販売予定数:合計4,000台(2品番計)

 

◆リリースの考察と感想

Twitterにて私が予想していた機種名が地味に当たりました。(簡単)

 

◇初見の感想…

パッキン、マジグッジョブ!!そして唄口、グッジョブ!!

パッキンについては音域ごとに違う形状の穴形が採用されています。これは萌えです。それぞれがどのような効果をもたらし、なぜその形状なのかは、特許申請がおりてからじっくり確認することにします^^

 

唄口について

ご存知の通り、これまでは薄く凹凸のないデザインでしたが、立体的な設計となっております。(5/24追記:こちらヤマハ銀座店にて試奏しましたが、自分の意思とは関係なく奥の方にズルッと滑ってしまう感じに若干の違和感がありつつも、開発自体にはとても好感を持ちます。もしかしたら個人差/賛否あるところかもしれません。数時間ぶっ続けで吹かないとこういう効果は分からないので、6〜7時間吹いた後の疲れ方などを見たいと思います。私自身は現行品を切削して使用していますが、こちらの新製品も別の箇所に切削が必要かなと感じました)

 

全体のデザイン

責めずに「極力シンプルに長く誰にでも使える系デザイン」で統一されているようです。価格13,000円はかなり妥当なのではないかと思います。(むしろ金型を一部変えてるにしては安い気がします)

 

蓋裏(内部)全般

事前に漏れていた様々な噂では内部変更は特にないとのことでしたが、それはあくまでもチャンバー内の話だったのでしょう。(リードは全く同じものが採用されております)今回、下ボディの樹脂が変更されているのと、蓋の裏に吸音材が敷かれているようです。また、地味にホースも「プラーン防止クリップ付きの黒」となっています。抜けやすさは改善されているのでしょうか?(5/24追記:現物を確認したところ、32Eと同じ型が採用されているようでした。)

 

音色について

公式曰く「まろやかで芯のあるメロウな音色」と、やや日本語不明瞭ですが、とりあえずオタク的にはパッキン変更にテンションが上がりすぎて、もはや音はどうでも良いレベルです。(5/24追記:こちらも確認して参りました。私が色々書いてしまうと先入観が与えられてしまうので、ぜひ今のうちに銀座店へ足を運び確認することをおすすめします。百読は一聴に如かず!)

 

◇リリースプロモーション(メディア向け)について

これまでも専属としてご活躍されている妹尾氏が務められているようですが、6日以降の販促については他奏者も出てくることでしょう。

 

◇音源動画について

大人のピアニカでセッション - YouTube

こちらが公式から発表されたプロモーションの動画となります。

 

◇総評

今回のリリースは鈴木楽器のW-37を受けての腰上げとも囁かれておりますが、(→5/24追記:こちら楽器業界からの情報でしたが訂正申し上げます。開発に携わったプレイヤーが三年前と供述されておりますので、2015年からの企画だったようです。ちょうど鈴木楽器の大規模なメロディオンフェスティバルが実施されたあたりですね)個人的には売れるのではないか、と感じています。他社がどのように出るのかも楽しみですね。

 

※以下は著者の南川朱生による動画です。新モデルではなく、前モデルP-37Dの内部パーツを特注カスタマイズしています。


◇おまけ・・・大人のピアニカ、というキャッチについて

「大人の〜」というキャッチは既に先発で鈴木楽器が出しています。(メロディオン表記ではなく、「大人のケンハモ」と表記されています)ヤマハは音楽教室において大人の〜というキャッチを過去に採用しておりますが、とはいえ結果的には後発になってしまっているので、喧嘩を売っているのか天然なのか(ありきたりといえばありきたりなので)気になるところではあります…

今回のリリースは、開発サイドの力の入れ方と、実際のPR広報マーケティングが、若干チグハグになっているところが見受けられるため(動画や公式サイトのストーリー参照)その点で違和感を持ちました。私自身、開発部・マーケティング部・企画部を渡り歩いた人間なので、それらの部署の噛み合わなさというか、連携の難しさも十分承知しておりますが…(涙)

Hammondスズキの「プロ向けの」に対し、「大人の」は一般ユーザー(非プロ・非愛好家)を対象にした可能性もありますが、わざわざ「大人の」と言わなくても良い楽器になる日を、この楽器を伴侶とし命を捧げる奏者の一人として、ここに願っておきたいと思います。

 

 

 

 

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