鍵盤ハーモニカ奏者ピアノニマス公式ブログ~日本最大級の鍵盤ハーモニカ情報サイト~

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スタンドマイクで鍵盤ハーモニカの音を拾う際のポイント

▼私が企画開発に携わった鍵盤ハーモニカ専用マイク「Southern river」に関する記事はこちら
http://www.pianonymous.com/entry/southernriver201706

 

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ピックアップ内蔵でアンプに接続できるような機種はともかく、アコースティックの鍵盤ハーモニカはライブ等で使用する際にはどのような種類のマイクをどのようにセッティングするか、という悩ましい問題があります。

近年、管楽器やバイオリンなんかに付けて使うクリップ型のマイクを楽器の高音部に装着して拾っている方を非常に多く見受けられますが、私は低音域でのバッキング多め&高音部まで左手を使うから手が当たってしまう…といった理由で、クリップマイクは使用していません。そのため、基本的にはスタンドマイクで音を拾っています。本編では私のセッティング方法を紹介しようと思います。

 

■マイクの角度

まず、立奏・座奏に関わらず、マイクが鍵盤に対して極力垂直になるように上から狙って配置します。もちろん片手で弾くか両手で弾くかによって楽器の角度が変わるので、都度マイクが垂直になるよう調整します。たまにピンポイントでツバ抜き下を狙ってくるスタッフさんがおられますが(※パッと見、そこから音が出そうな予感がするのでしょう)マイクがびっしゃびしゃになるので絶対阻止してください。

 

■マイクからの距離

楽器からマイクの距離は、近ければ「ッターン!」といった打鍵音を拾いやすく、遠ければ音が小さくなるので、その中間あたりを狙います。しかしこれが難しく、未だに上手く出来ていません…。ピアニカ前田師匠は、ライブ中に自分で音を聴いて、マイクから近づいたり離れたりしながら、都度距離を調整しています。

 

■ハウリングの危険性について

幸い、私の場合は本番中に悲劇的なハウリングが起こってしまった!といったことは無いのですが、世の中に鍵盤ハーモニカの音を拾い慣れているPAさんなど、そう多くはいないので、リハがあれば客席にスマホのカメラを置いておき、後から自分で聴けるとベストです。また、楽器の機種によっては高音がキーン!ピーーー!となりやすい場合があるので、リハでは高音を出しまくっておくようにしています。

 

■その他リハ時に気を付けること

鍵盤ハーモニカの音って意外とデカい…ということを知らない方が多いので(我々の使う楽器は改造してあるので、小学生の何倍もデカい音がでます)激デカ和音を鳴らし、PAさんにドヤ顔でケンハモの威厳を見せつけることも重要になってきます。ただしこの見せつけをやりすぎると、ppが無音と化するので注意してください。

 

ちなみに、これまでのステージで一番うまく鍵盤ハーモニカの音を拾ってくださったのは、メロディオンフェス2015PAスタッフさんでした。会場(音楽の友ホール)の音響設備が元々良かったのもありますが、毎回あんなふうにキレイにとっていただくことが出来たら、もっとケンハモの魅力が伝わるのに…!なんて思っています。