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鍵盤ハーモニカ奏者ピアノニマス公式ブログ~日本最大級の鍵盤ハーモニカ情報サイト~

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「UooMoo」のライブにいってきた!

鍵盤ハーモニカとパーカッションのユニット「UooMoo」のライブを拝聴してきた。鍵ハモ界のパイオニア族である夏秋文彦氏の生演奏を聴く初機会であり、わくわくしながらいざ潜入!

夏秋氏は、まるで下界へショートステイに来た神様のようなルックスをしていた。それだけでも相当すてきなのだが、演奏もやはり文字通り神だったのでした。お人柄も温和で目の奥がやさしく、ミーハーは私は一瞬で「ぽ」となってしまった。() 拝聴し、技術的なところでいろいろ気がついたことを書き留めておこうとおもう。題して


■ここが凡人とちがうよ、夏秋文彦氏!

 1)小指と薬指の分離がハンパない

これは右手だけではなく左手も同様で、すべての指が偏りなく均一に動く。

 

2)指と指の間が柔らかく異常に開く

90度くらい自然に開く。よって小指で鍵盤を押さえたまま遠く離れた鍵盤を薬指で押さえるなんてことも余裕。これは夏秋氏のような芸風の場合、曲を作る要になる。

 

3)おさえる筋肉が強い

おさえる筋肉、が何なのかという議論はあるが、ケンハモを弾くのに大事な筋肉のこと。ピアノではほぼいらない筋肉だが、ケンハモでは超つかう。この筋肉が異常に発達している。

 

4)関節がバネのように開き、引き上がる

パカン!と指がひきあがる。指を引き上げる力がものすごく強いのだろう。松田昌氏もこのタイプの関節をしていて、はじめてみたときは驚いた。

 

5)左手のポジションを戻すのが早い

夏秋氏にとって左手のベストポジションは、ある程度鍵盤と平行な状態のようだ。少しでもそのポジションからズレる運びがあると、肩や太腿を上手く使って自然にベスポジに戻す。(意図してるのかは不明)

 

ここまで述べたところで「いやぁ指が開く人くらいピアニストやキーボーディストでいっぱいいるでしょ?」なんて思った方!これらすべてをケンハモでやるのは非っっっ常に大変なのです!というか不可能に近い。

 

さて、指の諸々に気を取られ、循環呼吸については殆ど考察ができなかった。というよりみてもわからないのだ。生でみてひとつわかったのは明らかに循環呼吸している小節では、意外とマメに吸っているということ。この吸っているかどうかは、夏秋氏の仙人のようなヒゲが僅かに鼻の穴に吸い込まれたか否か、という観点で計測しており、ランダムにサンプリングを行った結果、四秒に一回は吸っていそうなことが判明した。ずっと鼻から吸ってるのかな?と思いきや、小さい音を出す時などは少しだけ口を開け吸って、さらにそこから息を漏らしながら吹く、ということをやっていた。

他にも色々発見はあったのだが、たまたまご本人の目に触れ、「こいつ、俺のストーカー?」と気味悪がられたときのことを想定してこの程度にとどめておこうとおもう。

 

鍵盤ハーモニカを使って演奏をする人は沢山いる。ライブの飛び道具的なかんじで使ったりとか。しかし楽器への理解が高い人、というのは非常に少ない。(当然、私もまだまだ全然理解できてない楽器への理解がファーストステージ、そしてそれを解釈して具現化してアウトプットすることがセカンドステージだとすると、夏秋氏はもうサードステージのだいぶ先の方を生きていて、雲の上のことを実践している。(神なだけに…)自分がまだファーストにもさしかかれていないことを知り「ずーん」ともなったが、先人達に恵まれた楽器を選んだことを、心から幸せにおもう。またひとつ鍵盤ハーモニカが好きになってしまった一日でした。