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鍵盤ハーモニカ奏者ピアノニマス公式ブログ~日本最大級の鍵盤ハーモニカ情報サイト~

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トンボ楽器製「ピアノホーン(PH-27)を解体しました

先日チラと予告した、トンボ製「ピアノホーン(PH-27)の解体レビューをUPしたいと思います。
 
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以前、「素晴らしき鍵盤ハーモニカの世界」で拝見したモデルはブルーでしたが、私が入手したものは少し臙脂がかった赤色です。特にパンフレットなどはございませんでしたが、ケースや付属品含めて、非常に状態が良いです。(ちなみに、自宅から徒歩10分ところにあるトンボのショールームに現物があるか問い合わせをしましたが、もう一点も展示されておらず、ピアノホーンに関する情報も一切ないとのことでした)
 
さて、それでは早速解体レビューに入りたいと思います。
 
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まず、こちらが外カバーを外したところです。開けるとこのような感じです。すこし見えづらいですが、唾抜きはゴム栓のようなものを差し込んでいるだけの簡単な構造です。
 
 
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そして鍵盤がL字になっております。この鍵盤形状を生でみたのは初めてでした。
 
 
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横から見るとL字であることがよく分かります。
 
 
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空気室のネジ部分に、どでかい長方形のナット(?)が付いています。はじめは「なにこれww邪魔ww」と思いましたが、実はこれのおかげでとてもネジが締めやすく、外しやすい。
 
 
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チャンバーをあけると…リード…の…裏!チャンバーの蓋側に例の「水分によって伸びたり縮んだりする破れやすい、しかし紛失するといけない変な紙」が張り付いています。
 
 
さぁ、リードプレートを外そう!と思った矢先に問題が…
 
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リードプレートが黒い接着剤のようなものでガチガチに剥がれないよう固定されています。
 
 
 
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ものすごい無理矢理外そうとしてみました…が…取れない…これ以上力を入れるとヤバイ…
 
 
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結局、娘がお昼寝から目覚めてしまい時間内には外せずじまいだったのですが、福岡のヴィンテージ鍵盤ハーモニカを取り扱っている貴重なお店「organ69」さんに「ドライヤーなどで温風をあてながら少しずつ剥がす」と教えていただいたので、次の機会にチャレンジしてみたいと思います。
さて、こちらがいつ頃のものか推測してみたのですが、お譲りいただいた方(正確には親族の方)の年齢から1963〜1972頃に販売されていたのではないか?と踏んでいます。どなたかご存知の方があればご教示ください…
また、おそらくトンボ初のモデルではなく、何回かリニューアルした後のモデルと思われます。その根拠ですが、以前「トンボのピアノホーンはクラヴィエッタをモデルにして作りました」という記述を見かけたことがあります。
しかしながらこちらのピアノホーンを解体したところ、クラヴィエッタを参考にしたにしては進みすぎている点がありました。さらに、東京藝大の図書館で1961年の音楽教育雑誌に焦点を絞り、鍵盤ハーモニカ関係の広告を探したところ、下記のような資料が見つかりました。以上が「初代」ではないだろう…という根拠です。ピアノホーンに関する情報は本当に少なく、ここまで調べるのも結構時間がかかりました。今度は、このピアノホーンを実際に演奏している音源などをあげたいと思っております。
 
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