鍵盤ハーモニカ奏者ピアノニマス公式ブログ~日本最大級の鍵盤ハーモニカ情報サイト~

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鍵盤ハーモニカを仕事(職業)にしたい方へ

最近「鍵盤ハーモニカ 仕事」「鍵盤ハーモニカ 職業」という検索をして来られる方が増えた。この楽器を何かしらの職業に活きるものとして捉えてくださっている人がいることが、心底嬉しい。どのようなケンハモ仕事が存在し、またそれぞれのニーズはどうなのかを、私なりに書いてみた。おそらくこれをまとめたのは私が日本初…かも…!

 

 

■メーカーで働く

鍵盤ハーモニカを製造販売しているメーカーで働く、という選択肢。頑張れば新卒で入社することが可能かと思うが、必ずしも鍵盤ハーモニカと携われるかというと企業のみぞ知るところなので、お約束はできない。中途で履歴書を送り鍵盤ハーモニカの開発職に採用された方を一人だけ知っているが、その方は日本の鍵盤ハーモニカ界のパイオニア的存在で、当時マイナーで謎の多かった鍵盤ハーモニカに関する多くを切り開いた神レベルの方なので、すでに情報が開かれた現代では、同じように採用されることは難しいであろう。具体的な知識が、技術が、経歴が、といったところよりも、その方ほど鍵盤ハーモニカを愛して人生の全てを捧げることが出来るか、というところが重要だと思っている。

 

■プロの鍵盤ハーモニカプレイヤーとして働く

日本には、鍵盤ハーモニカの演奏者としてご活躍されている方が多数いる。しかし、鍵盤ハーモニカたった1本だけでの活動をしている人(※専業主婦/主夫で配偶者の収入があったり、地主であったり、デイトレーダーであったり副収入的なものがある人は除く)というのは5%にも満たない。大半がケンハモ1本ではなく、ピアニストやアレンジャーとしてのお仕事を兼任されていたり、音楽教室などでの講師・指導員を兼ねている場合がほとんどである。

 

■鍵盤ハーモニカの指導者として働く

これも前述の通り、他楽器の講師として働いている方が、音楽教室やカルチャーセンターといった施設で、鍵盤ハーモニカを指導したりするケースが大半である。あるいはピアノ関連団体等に所属していて、学校の先生向けに講習会を行うといった取り組みも多く行われている。しかし、ただでさえ安定をした収入を得るのが難しい音楽業界にて、このポジションは、すでに飽和状態である…と言える。また、その他の問題として、私はこういった教室や講習会に幾度となく足を運んできたが、鍵盤楽器の延長として鍵盤ハーモニカを使っているパターンがほとんどなので、楽器への理解が高い指導者が全然いない…というのがあげられる。(例として自分でチューニングが出来なかったり、構造のことを知らなかったり等)ピアニストがピアノの調律を出来なくても困らないが、オーボエ奏者がリードを削れなかったら絶対にダメなのと同様に、この楽器は自分がやりたい音楽用に楽器調整できて初めてスタートラインにたてる楽器なので、そのような理解の高い指導者であれば、成功の道も開けるかと思う。

 

■鍵盤ハーモニカ専用の修理・調律師として働く

「わたしはケンハモ専門の調律師です」という人に、まだ一人もであったことがない。ケンハモの調律については、ピアノの調律やハーモニカの調律をする人、あるいは個人で手先の器用な人が片手間にやっている場合が多い。しかしながら、ケンハモの調律は非常に奥が深く、そこを専門として極めることが出来れば多くの愛好家達に喜びを与えることが出来るかと思う。また、優秀な調律師の方が現れた後には「調律師の育成」といったニーズも、もれなく発生する。

 

■楽器店の店員、あるいは輸入販売会社/代理店で働く

鍵盤楽器を専門とする楽器店(鍵盤堂・谷口楽器etc)の店員として働くことは、アルバイトであれば容易かと思う。なぜならこの業界は何故だか万年バイト求人が出ているから…時給もそれほど高いとは言えず(私が見た某楽器店の求人は、東京都最低賃金+数十円程度)きっと体力的にハードなのではと想像している。秋葉原の家電屋さんやら御茶ノ水のギターショップ店員さんは、毎日大量のマニアックな人を相手に接客をするのだから、もっと良い待遇があるべきだと私は考えているが、「好きなこと仕事にしてるんだからいいでしょ?」的な圧あっての現状なのだろうか?輸入販売会社というのは、モリダイラ楽器さんのようなところを指しているが、当然ながら営業や貿易(英語)の才も自ずと求められるだろう。

 

■鍵盤ハーモニカ関連書籍の執筆/翻訳者として働く

Amazonで販売されている鍵盤ハーモニカ関連書籍の著者は、はっきりいって常連だらけである。お馴染みの方が次々と素晴らしい書籍や教材を出してくださっているが、チューニングに関する本や、愛好家向けのマニアックな本というのは全く存在しない。もしかしたら海外にはそういった書籍があるかもしれないので、そのような書籍を翻訳し販売するのも手だと思う。ただし国内需要は…(涙)あと、アンサンブル譜も全然ないですね…。

 

■鍵盤ハーモニカのコンサルとして働く

ここでいうコンサルとは、楽器店向けの指導やメーカーとの仲立ちを行う人を指している。この職業があれば、鍵盤ハーモニカの未来はとても明るいのだが、現状そういったことを生業としている人は殆どいない…。以前私がこのことを記事にしたところ、元トンボ楽器勤務の方より有益アドバイスをいただいたので、そちらも是非ご参照ください。

 

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・ 最後まで読んでくださった方へ ・

 

長文を読んでくださりありがとうございました以前記事で大いに悩んだことを何とか消化したく、時間かけて頑張って書いたので、ぜひともご感想、また「こんな仕事もあるんじゃない?」などご意見いただければと思います!そんなアナタは何者?鍵盤ハーモニカのまわしもん?そんなにケンハモ布教してどうするわけ?など、私のことが気になる方はプロフィールをご覧ください。

 

 

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