鍵盤ハーモニカ奏者ピアノニマス公式ブログ~日本最大級の鍵盤ハーモニカ情報サイト~

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木製メロディオンW-37について

 

先月より荒れ気味な検索クエリ、迷えるネットサーファー対策に、重い腰をあげてしぶしぶ記事を作成します…
6/1より木製のメロディオンW-37が発売されます。(受注は5/1より既に始まっております)画期的なデザインに加え、13万5千円という可愛くないお値段がSNSなどで一時話題となりました。

▼以前、一日店長Dayでご紹介したモデルはプロトタイプのため、販売モデルとはカラーリングが違います。

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これ以外にも色々プロトタイプは出ておりましたが、今回販売に至ったのはダークブラウン×アイボリーのようです。中身はPro-V2を採用しているようですが、素材面以外でPro-V2との構造的違いは特に記されておりません。

 

▼お馴染みPro-V2

 

 ということで、以下に色々レビューを記載したいと思います。私は所有していない(買えない)ため、けして3~4年使い込んだ人間のレビューではないことをご承知おきください。

後日追記1:あれから、とある奏者の方に無期限貸与品としてW-37を無償でお譲りいただきました。(人生なにがあるか分からないですね・・・)ゲット後の感想や中を開けないとわからないことなどは、メールマガジン会員様に2018年7月号を目安にレビュー記事を配信させていただきます。

 

後日追記2:上記に記載したW-37とProV2を完全分解し比較したレビューをメールマガジン「鍵盤鼠の会」に掲載いたしました。すごく興味のある!という方は個別にお知らせください。

 

 


----------W-37Melodionレビュー本文(以下は現物ゲット前のレビューとなります)----------

 

■素材/デザイン
使用されている木材の種類についてはカバーが(マホガニー)鍵盤・表面(ローズウッド・ブナ)と記載があります。私は昔、高級家具屋に勤務しており、毎日いろんな木のサンプルを触ったり覚えさせられたりしておりましたが、非常に上質な天然木素材が採用され、繊細な加工が施されていると思います。
吸いつくようなしっとりした手触りが心地良かったです。メロディオンの現行品の中には、一部デザイン会社にデザインを委託している商品もあるのですが、W-37については自社デザインなのか委託なのかは不明です。

 

■重量
1,100gとやや重めですが、これはProV2と殆ど同じ重さと言えるでしょう。

■ストラップ装着位置
Hammondと同じ両サイドに設置してあります。なぜこの位置なのかは不明ですが…(ここ以外にも適切と思われるストラップ位置はいくつかあります)様々なスタイルでの両手弾きを追及している身としては、この位置にストラップロックがあると弾きかたが限定されてしまうので、もう少し汎用性をもたせてくれる位置なら良いのにな…と感じました。

 

■音色
これは…音のことなので、本当に「人による」の一言につきますが、私の素直な感想を述べます。初めて聞いたときの感想は「ちょっとこもった、遠く(奥の方)からかすかに聞こえるPro-V2」というかんじでした。「こもっている」はけしてポジティブな表現としては使っておりませんが、これを「丸くて柔らかくていい音色」と感じる人も中にはいるでしょう。百聞は一見にしかず、の逆で「百見は一聴にしかず」ですので、是非とも各取扱い店舗での試奏をオススメします。私が都内で現物の入荷予定を把握できている店舗は谷口楽器店のみですが、その他にも「ここに置いてたよ」というのがあったら是非教えてください。

 

■吹き心地
これも賛否あるかと思いますが、私にとってはPro-V2と同じでした。

 

■その他
今回のリリースで、1点非常に疑問を感じた点があります。それは商品説明にある「クラシックやミュゼット、ジャズといった繊細な音表現が求められる楽曲においても」という商品キャッチコピー…そもそもミュゼットサウンドとは言い難い音色なのに、なんでいきなりミュゼットが出てくるのか?という不自然さもありますが「クラシックやジャズは繊細な音表現が必要」という音楽に対する浅い(誤解を生みやすい)固定観念に、Twitterでちょっと愚痴ってしまいました。(ロックだってめっちゃ繊細な音表現は必要ですが…粗野さが売りのジャズもありますが…と口をとがらせて思わず毒づきたくなりました)鈴木楽器は教育関連メーカーなので仕方ないかもしれませんが、音楽にたいする見識やミュージシャンに対する接し方で、少し音楽を主軸としている企業との差を感じます。
「おめーら鍵盤ハーモニカでこの音楽をやれやい!質はともかくデザインだぜい!(赤黄緑)」という某メーカーのブランディングに比べ、「クラシックやミュゼットやジャズなど」はあまりにも中途半端、ちぐはぐというか、「繊細な音表現が出来るので君の好きな音楽なんでもやってちょ」と言ってくれた方が、まだモヤっと感が少なかったです。


■所感
カバーが木であること以上に、鍵盤が木であることが重要な機種だと思います。鍵盤の滑りや厚みが微妙に変わったことで、鍵盤へのアプローチの幅が広がる、という意味で画期的なリリースだったかと思います。ただ、鍵盤に対するアプローチに長けたプレイヤーが日本にはとても少ないという現状もあります。また、天然木は湿度の変化に弱いので(割れる)これを日本という高温多湿の国で何十年も使用できるのかはまだ不明です。

 

 

 

 

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